一体感の醸成に共通する要素

こんにちは。オフィス謝府礼の阿部です。

このブログを読んで下さっている人のなかには、「一体感が生まれる瞬間」を経験したことがある人も多くいることと思います。学生時代の体育祭や文化祭で生まれる、あのなんともいえない刹那的な感じのものもあれば、部活動などを通して育まれる、強くて長く続く一体感があります。

このような「一体感」というのは、どういう背景から生まれるのでしょうか。

 

▽一体感が生まれた、ある瞬間

昨年の暮れのこと。ある医療法人さんで診療所開設のための定款変更等の申請を手伝っていたところ、締め切り間際のギリギリのところで、まさにこの「一体感誕生」を感じる瞬間がありました。このとき、私はまだこの法人様との付き合いははじまったばかりで、皆さんのことをよく知らなかったのですが、書類の提出期限がギリギリ迫ったある日の夕方、誰が指示するともなく「○○さんはコピーをとって」、「△△さんはこの書類に印をもらって」、「✕✕さんは***へ電話して内容を確認して」などなど、それは手際よく指示と回答が飛び交いはじめたのでした。

 

 

▽一体感を生む要素

刹那的なものにせよ、継続的に育まれるものにせよ、共通していることに「目的・目標がハッキリしていること」があります。

到達しようとしているレベルは個々人で異なるとしても、体育祭で優勝する、文化祭の出し物で他のクラスより良いものをつくる、県大会で優勝する、などなど。このように目標が明確である場合、一体感というのは生まれやすいように思います。

例に挙げた医療法人さんの場合も、「保健所に届け出る〆切まであと1時間」といった、書類を届けなければいけないという「行為(行動)」と、〆切が1時間という「時間」軸が明確だったことで、自然と役割分担が生まれ、テキパキとした一体感のなかで書類の束がまとめられていきました。

目標を明示することの大切さを、期せずして目の当たりにした貴重な瞬間でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です