こんにちは。オフィス謝府礼の阿部です。
今年4月16日の日本経済新聞が、日本の人口に占める生産年齢人口が59%と過去最低になったことを伝えていました。
生産年齢人口、最低の59% 外国人は9年ぶり減少
高齢化が進んでいるということはここで改めて述べるまでもありませんが、15歳~64歳の生産年齢人口は58万4千人も減少しているそうです
▽組織の足元に気を配る
人は求めたい何かを求めて頼った先に、人がいてくれるとき安心します。一方で、常にその場所にいられることで逆にストレスを感じることもあり、まったく矛盾した反応をするのもまた人なのだと理解しています。
どちらが良いという訳でもなく、結局はそれぞれのバランスなのだと思いますが、どちらを優先させたいかといえば、やはり「安心」ではないかと考えます。
不安はいつしか不満に姿を変えてしまいやすい性質があります。聞きたいときに聞くことができない、知りたいときに知ることができない、聞いてほしいときに聞いてもらうことができない…。
こうした状況を放置してしまうと、人の心は離れてしまいやすい状況に陥り、外部からの誘惑に引きずられやすくなってしまいかねません。私たちはこうしたことを経験上からも知っているはずなのに、なぜか放置してしまいがちです。
子供じゃあるまいし、もういい大人なんだから。社会人なんだから。プロなんだから。
こうした「だから」論により不安の芽を見逃してしまうと、人手不足のこれからの時代に離れてしまった人材を取り戻すためには、多くの時間と労力または資金を要してしまうことにもなりかねません。
不安は不満の種であることを認識し、不満が成長する芽を事前に防ぐよう、常に組織の足元に気を配ることが大切だと考えています。