目標設定の要諦

こんにちは。オフィス謝府礼の阿部です。気がつけばもう7月…。

2022年もすでに半分以上を経過してしまいました。新年あるいは新年度に立てた目標に向けて歩(あゆみ)を進めている組織も多い思いますが、簡単なようでいて、目標を設定するためちょっとしたコツがあります。今回は、目標設定を行う際のポイントについて書いてみたいと思います。

 

▽まずは方針が必要

方針と目標は違います。そのため、目標を設定するには方針を設定する必要があります。

方針がない目標はいつも間にか単なるノルマに姿を変えてしまったり、目標が方針になってしまっていたりと両者は混線しがちです。したがって、まずは方針を立てたうえで、目標を設定することが大切です。

方針

目標
という流れです。

ただし、方針が理念に沿っていることが重要なポイントであることも忘れないようにしましょう。

 

 

 

▽目標設定は定量的に

目標は定量的であることが重要です。方針は定量的でなくても構いませんが、目標は努めて定量的なものにしていくことが肝になります。

もし目標が定量的にできない場合、その目標は「方針」と混同している可能性が高いので、もう一度整理したほうが良いと思います。

方針と目標の関係は、例えば次のようなイメージです。

 

方針:業務の見直しによる生産性向上
目標:・毎月〇件の業務改善提案
・出された改善案へのフィードバック〇%
・半期ごとの成果の検証

 

上記のように目標を定量的に設定することで、成果の検証もしやすくなるメリットがあります。方針は定性的でもOK、しかし目標は定量的に立てることが重要です。

 

▽よくある間違い

あらゆる企業には会計期間があります。会計期間とは、企業活動の経営成果を利害関係者に報告するために設定された期間のことで、スタートとゴールは任意に決めることができます(個人事業主は1月~12月と決められています)が、 1年(12ヵ月)を一つの単位として設定されます。

ここで、例えば企業の会計期間が「7月~6月まで」といった場合でも、目標設定を1月~12月までなどにしてしまうと、せっかくたてた目標が企業成績に反映されないことになってしまうので留意が必要です。

あくまで、目標は”企業の成績=決算”と連動することが重要であり、目標が達成されることによって企業の成果も上がり、得た利益が従業員に還元されるという流れであることがあるべき姿だと認識しています。

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