手を動かせば止まっていたことが動き出す

こんにちは。オフィス謝府礼(シェフレ)の阿部です。

4月が終わりGWがはじまろうとしています。新生活がはじまった方たちは、少し一息つけるときがやってきますね。私もこの4月は2つの新しいことにチャレンジしてみました。

一つはiphoneを使った動画撮影を編集して公開すること。

もう一つは、会計に関する勉強会を院内ではじめたこと。

やってみるとどちらも大変でしたが、新しく見えてきたこともありました。

 

 

▼はじまりは単なる思いつき

iphoneを使った動画編集は、就職フェアに参加する学生たちにクライアント先の病院のことを良く知ってもらいたいと思い、「スタッフさんのインタビューを流そう」という思い付きでした。

案を言葉にした時点では「動画編集養成講座」とう本が手元にあるだけで、正直中身もまだしっかり読んでいない状態でのものでしたが、How to 本があるから読みながらやればどうにかなるだろう…という持ち合わせている楽観的な思考が幸いしたのかもしれません。

いざやってみるととても大変で、最初は10分程度のインタビューを編集するのに90分以上かかっていましたが、何本か編集してみているうちにはコツをつかみ、文字を入れてみたり、音楽をあわせてみたりすることもできるようになりました。

 

またインタビューのときに、インタビュアーの安易な相槌が声として入ると編集がしづらいことなども分かり、インタビューの際にはこの旨を説明し、合いの手をいれない代わりに、大きなゼスチャーでうなづく…といったちょっとしたコツも分かってきました。

結局7人分の動画を繋ぎ編集するのには丸2日程度の時間を費やしましたが、就職フェア当日、クライアント先のような取組みをしていたところは廻りになく、まずは特徴を出せたことを事務長が評価してくれたことで、それまでの苦労は報われました。

 

▼右斜め上に向かうために

もう一つの新しい取組みは会計に関する勉強会を、病院の跡継ぎでもある副院長とその副院長を将来補佐していくことになる事務長を対象に行っていくというオーダーです。

これまでデューデリジェンス(事業性評価)などを通じて病院の決算書に触れ、収益性や成長性といったことをみて、自分のなかではそれなりに消化して報告書などはつくってきたものの、それを人に教えるというのが難しい作業になることは想像に難くありませんでした。

依頼を受けた時の状況からして他の事案と被っていたこともあり、謙遜して断ってしまうこともできなくはなかったのですが、それでは私自身の成長もないと思い、ここも思い切って受けてみることにしました。

当然のように資料づくりは大変で、作業が深夜に及ぶこともありましたが、先日第1回目のワークショップを無事終えることができました。

 

ちなみにワークショップとして位置づけたのには理由があり、私が一方的に資料の中身を話すのではなく、副院長と事務長が主体性をもって参加し、私と3人で意見交換をしながらお互いに右斜め上に向かって進んでいくことができれば良いな、という思いがあったからです。

恥ずかしながら、発表の際の資料内の計算にイージーミスがあるなど、穴があったら入りたいくらいのミスもありましたが、一緒に参加していた院長にも概ね意図は理解していただくことができ、3カ月後の2回目のワークショップへ繋げることができそうです。

 

 

▼すべては手を動かすことからはじまる

元プロ野球選手で監督の星野仙一さんが、生前次のような言葉を残しています。

迷ったら前へ。苦しかったら前に。つらかったら前に。後悔するのはそのあと、そのずっと後でいい

物事はやってみなければ分からない。結果は後からついてくるものではあり、必ずしも自分が期待するようなものばかりではなく、途方もなく打ちひしがれることもありますが、それもやがて時が経てばまた自分の糧となっていたことに気づくことがきっとできるはず。

そんな楽観的な思考をもって、溜まった作業をGW中に片づけたいと思います。

 

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