そうぞうりょく

こんにちは。オフィス謝府礼の阿部です。

「そうぞうりょく」という言葉には、「想像力」と「創造力」という2つの言葉を当てはめることができます。

辞書によれば、前者の「そうぞうりょく」は「想像する能力や心の働き」のことを言い、後者は「感性と悟性という2つの異質な能力を媒介し、なにかを生み出す能力=構想力」のことを言うようです。

「悟性」というあまり耳慣れない言葉は、「物事を判断・理解する思考力や知性のこと、あるいは、感性的な所与を受けて総合的に統一した概念を構成し対象を認識する能力」のことだと記されています。

 

 

 

▽正しく想像する

ところで、「相手のことを慮(おもんぱか)る」という「周囲の状況をよくよく考え、思い巡らす能力」ということにおいては、先にあげた「想像力」が大切になると感じています。想像力を最大限働かせることは、人とひととが繋がっているこの世の中において、誰もが備えておくべきスキルの一つだと感じる場面に多く出会ってきました。

ただ、「想像する」といっても感性の思うままに想像するようなことは、多少の危うさをはらみます。正しい想像をするためには、考え方の筋道や道理を学ばなければ、せっかくの想像力は身勝手な妄想へとその姿を変え、ある種の暴力へと形を変えてしまう危険があります。

 

▽共生思考

思想や哲学に偏りがあるのは仕方がないことなのかもしれません。風土や文化、環境が違えば、それぞれの考え方に違いはあって当たり前だと理解しています。そうした違いを理解しようとするのか、しないのか。あるいは、こうした違いを力で押さえつけようとするのか、排除しようとするのか。強制的な手法が一時的には有効だとしても、どこかに禍根を残すことを私たちは幸いにも歴史から学んできました。

他人事を自分事として捉え考え想像し、他者と行動していくことが大切だと考えています(もっともバランスが大切ですから、どこかで一歩引いて客観的にみることも忘れないようにしなければなりませんネ)。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です