組織の色と風土と文化

こんにちは。オフィス謝府礼の阿部です。

自宅の近所に2つのセブンイレブンがあります。バス停にちなんで、T店、I店としましょう。規模的にはT店のほうが若干大きいのですが、郊外のコンビニエンスストアだけあって、どちらも駐車場は普通車で10台近く停められる広さがある店舗です。

同じフランチャイズなので品揃えもほぼ似通っているこの2店舗ですが、決定的に違うことがあります。それは「接客」。

個人的な印象としてT店のほうは接客が悪く、買い物をしても気分が良くないのであまり使わないのですが、もしかしたら自分の態度が悪く、私だけが感じることかとも思っていたところ、ある時家族に聞いてみると同じ印象をもっており、よほどのことがない限り少しだけ歩く距離は延びるけどI店まで買い物に行く、という回答に驚いたことがありました。

 

 

 

▽組織の色

なにがこうした差を生むのか気になったので、それぞれのコンビニを使うときは普段以上にアンテナを張って観察してみたのですが、夜は10代後半から20代前半の若いアルバイト男女の店員という構成にあまり違いは見られませんでした。

しかしある日、自分なりの一つの解答を得ました。それは、「T店のほうは店長がレジに立っていても印象が悪かった」のです。

組織の大小を問わず、人が集まればそこにはなんらかの「色」がつきます。そしてその「色」は、その集団の中心にいる人に左右されることが多いということを、私たちは経験を通して知っています。

 

 

 

▽風土と文化

「風土」とはその土地の地形や自然、建造物など様々な要素から構成される「環境」のことを言い、この「風土」が人の思想や文化に影響を与えるすれば、文化はあとからできてくるものということになります。

「文化」という言葉は、人の営みを充実・向上させるうえで、人々の精神的活動から生み出される新しい価値を創造するという意味合いが含まれています。

集団の文化が、集団の風土の影響を受けるのだとすれば、集団の「色」を作り出す中心になる人物は、このことを意識しなければ知らずと自らの立ち居振る舞いが集団の文化を作り上げてしまうことになってしまします。

<良い文化は良い風土の上に成り立つ>

このことを、認識する必要がありそうです。

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