こんにちは。オフィス謝府礼の阿部です。
病院の売上げは、外来部門の収益と入院部門の収益に大別することができます。外来で複数の診療科があれば、診療科毎の収益を把握すると同時に、患者さんの数がどのくらいだったかといったこと、またこのうち、初診の患者さんの数、新しくIDを発行した患者さんの数、1人当たりが一月に何回受診したか、といったことなどまで、収益を構成している要素を分解していくことが有効です。
1人当たりの受診回数は、「延べ患者数÷実患者数」で概算を知ることができます。延べ患者数と実患者数の違いは、前者が累計の患者数、後者は実人数といえば分かりやすいでしょうか。
また、ここで少し気にしておきたいのが、新しくIDを発行した患者さんの数をキチンと把握する、ということです。初診というのは、一定の期間が経過すると、再び初診に該当することがあります。通常、普段病院にかからない私たちが、年に1回、風邪をひいて同じ医療機関を受診したとしても、大概は初診という診療報酬が算定されています。しかし、この場合の初診は実際には過去に受診したことがある人であり、新たにIDを発行した人とは違います。
ではなぜ、新たにIDを発行した人の数を把握する必要があるかといえば、患者さんを獲得していく力がどのくらいあるのか、を把握するためです。初診数40人に対し新規登録患者数5人と、初診数40人に対し、新規登録患者数20人では、将来的に獲得できる可能性がどちらが大きいかは、明白ではないでしょうか。
延べ患者数、実患者数、初診患者数、初診患者に占める新規登録の患者数、1人当たりの単価、などが外来の収益を構成する要素になります。
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