24年度以降の介護給付と負担の議論について

9月26日に行われた第98回社会保障審議会介護保険部会で、第9期介護保険事業計画(2024年度~2026年度)における給付と負担の議論がはじまりました。これまでも改定の度に俎上に上がっていた「ケアプランの有料化」や「老健・介護医療院の多床室における室料差額について」といったことが、<歴史の転換点における財政運営>と強い論調のタイトルのもと議論が行われました。

 

                                出典:第98回社会保障審議会介護保険部会

 

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介護事業計画は3年に1回改正され、これは医療計画(6年に1回)と整合性をとるために同時期に行われます(次の医療計画は第8次医療計画として2024年~2030年まで)。

”歴史の転換点”という言葉が使われていることが、いまの状況が変革期にあることを物語っています。もしケアプランが有料化となれば、あるいは多床室の室料差額が容認されるようになれば、利用者の自己負担は多くなり、これはつまり「消費者はより良いサービスを受けられる事業者を選ぶ」ということになっていくのだと考えています。

横並び意識からの脱却が求められています。

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