こんにちは。オフィス謝府礼の阿部です。
なかなか新型コロナウィルスが収束の気配をみせません。ところで、このコロナ。中々進まなかった、日本の働き方改革という時計の針を、一気に進める契機となったは認めざるを得ません。フリーランスや副業といった多様な働き方が拡がりはじめていたなかで、顕在化しはじめていた様々な課題。これらについても、今後さらなる試行錯誤が繰り返されながら、より良い方向へと進んでいくことが期待されます。
一方で、コロナによる景気の悪化があることは、誰の目にも明らかです。こうしたなかで、私たちはどう前向きに取り組むべきなのでしょうか。
▽SWOT分析で現状を可視化(見える化)しよう
急激に拡がった在宅ワーク。確かにコロナ禍が時計の針を進めたのでしょうが、そんなに急に変われないというのも事実。しかし、やはり変化に対応しなければ生き残ることはできません。自分はどこに立っているか。どこに向かうべきかは、自分で決めたいところです。
そんな時に役立つフレームワークの一つに、SWOT分析があります。SWOT分析は、
①強み(Strength)
②弱み(Weakness)
③機会(Opportunity)
④脅威(Threat)
のそれぞれの頭文字をとったもので、この4つの視点から、今の自分を振り返ってみることが有益です。
▽How To SWOT分析
まずは、上記にあげた4つの視点について、思いつくままに状況を整理していきます。簡潔に、箇条書きが良いと思います。
4つの視点のそれぞれが埋まったら、次にこれをクロス集計します。
クロス集計とは、4つの視点のうち、「自分の内にある強みと弱みという内部要因」を、「自分の外にある機会と脅威という外部要因」にクロスさせて、”強みを活かして機会を拡大していけそうなこと”、あるいは”強みを活かして脅威を克服していけそうなこと”を整理します。
また、弱みについては、”機会を利用して弱みを克服できないか”、あるいは”弱みになっているのはどんなことが脅威になっているのか”を確認し、撤退するか克服するかを決めていきます。
脅威や弱みは、必ずしも克服しなければならないことではないと理解しています。弱い部分があってこそ、強くなろうと思うものですし、脅威がある場合には身を守るための英断としての撤退もありだと理解しています。いまを生き延びること。これがあってこそ、次の機会に繋がるのだと思います。
▽おわりに
上記のものはを事例として取り上げていますが、個人に置き換えることで十分自分を俯瞰することもできると思います。
できればこの時、自分のやりたいことは何か? 自分はどうありたいか? が明確になっているほうが、より具体的なSWOTができると思いますが、ぼんやりとしたままでも、まずは手を、そして何より頭を働かせて、そして最終的に心を動かしていくことが大切なことだと認識しています。
不確実性が高まっている時代ではありますが、見方を変えれば、誰にも新たに変わるチャンスがきているのだと思います。前向きに、あくまでも前向きに、とことん前向きに歩を進めていきましょう。